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8月もフィンランドに行っていました。
まさか2ヶ月連続で同じ土地に行くとは。日本に居てもなかなかない事です。
ヘルシンキならまだしも、北極圏ラップランドはロバニエミで中華屋に行った時、先月も同じ中華屋でひとり、「このお店に二度来る事はないんだろうな~」とか思っていたのに、今度はひとりではないけど行ってしまった二度目の中華。まるでデジャブ。もしかしたら一度日本に帰ってたのは夢だったのかも?と思ってしまいました。そんなこともあるんですね。次はいつあの中華屋に行く事になるんでしょう。やっぱり同じ街に一ヶ月で二度も来ていると他の人よりも感動が薄く、というか、ガイドさんの様に説明してしまう自分がちょっと残念。
それでもフィンランドは相変わらず空気が美味しくて、すっかり秋になった冷たい風が気持ちよく、ラップランドは朝は3度まで冷え込み、人は相変わらず優しく、駆け足でしたが楽しい思い出が沢山出来ました。
そんな取材は12月のP.S.で見れます。

前々から行きたかった祭りにこの夏行けた事がなんだかとても嬉しかった。
川で遊んで暗くなってから浴衣を着て、踊り用の下駄を新調して通りへ繰り出す。
昔ねぶたに祭りに参加して実感した、祭はやっぱり参加しないと楽しさが解らないと思う。
郡上八幡の徹夜踊り。明け方まで続く盆踊り。
下駄の音がカランコロンと鳴り止まない。
櫓の上でおじいちゃん達が歌っているのを一生懸命真似て覚えようとしている若い男の子。
きっとあのいい声のおじいちゃんを尊敬しているんだろう。
いつまでも日本の大切な文化が受け継がれることを願います。

海外の友達とかが日本の事を東京と京都しか知らないのは勿体ないと思う。
日本にも自然が残っている素敵な場所が沢山あって、まだ行ってない場所もまだ行けてない奇祭も沢山ある。
今度友達が来た時はそんな場所に一緒に行ってみたいと思う。

フィンランドで暗くならない夜を満喫する生活をして、久しぶりの暗い夜や久しぶりに見る月に感動したりしましたが、
それもすっかり当たり前になってしまいました。

旅の前後は仕事を詰め込んでしまうので忙しくて目が回りそうでした。それでも楽しい仕事が多くて、海に撮影に行って昔ながらの海の家で朝からみんなでかき氷食べたり、(撮影後)遊びだか仕事だか解らないくらい楽しかった。もう一度あの撮影したいなってスタッフみんなで言ってます。

それと春に京都で撮影していた映画「マザーウォーター」の宣伝の撮影が沢山あったりして、京都にまた日帰りで撮影に行ったりしました。3ヶ月ぶりの京都はなんだかすでに懐かしかったです。京都は暑いってよく言うけど、やっぱり東京が一番暑いって確認しました。自分の時間はなかったので、9月にくるりの野外イベント京都音楽博覧会のあるその頃に今度は遊びに行こうかと思います。タクシーのおじちゃんに京都は何十年も居ないと見きれない!と語られました。

近々の情報だと、編集とデザイナーふたりの新しいユニット”san”の企画で去年スペインのサラゴサで行われたピラール祭というお祭りを撮影した写真が『flor y fiore, zaragoza』という本になりました。手作りの限定500部の本です。今後どこで販売されるかはまだはっきりしていませんが、青山一丁目にあるBOOK246で8月7日から売り始めます。7日(土)から20日(金)までは、イベント&展示をすることになりました。 写真を10点ですが展示したり、初日7日は16時ごろから18時すぎまで、スペインでsanが買い付けてきた雑貨を販売しています。サングリアとか用意して皆さんをお待ちしています。是非来てみて下さい。

●BOOK246
東京都港区南青山1-2-6
Lattice aoyama 1F 
www.book246.com
san
sansansan.info
mail@sansansan.info

それと、紹介遅くなりましたが、「通学路」アマゾンでも買える様になりました。
こちらもどうぞよろしくお願いします。

ようやく言える様になりました。
サーリセルカという町の”ウルホケッコネン”そんな名前の国立公園に来ています。
とうとう北極圏まで来てしまいました。
道を普通にトナカイ達がノソノソと歩いています。のどかです。
森ガールなわけでも、今流行の登山ガールでもないのですが、トレッキングとかしてます。
本気の人は1、2週間歩いてロシアの国境とかまで行けるそうなのですが、私はその辺散歩しているだけです。
フィンランドは真っ平らなのでどこまでもそんなに変らない風景が続きます。
フィンランドの森は寒いせいか、気は低くて細いですが、そのかわり苔とかキノコとか足下にいろいろ発見がありました。

トナカイは白い苔を食べてるって聞いたんですが、この苔なのかな。なんだか海藻みたいできれいです。

これも苔。

たまごボーロみたいなキノコ。

頂上からみても、やっぱり真っ平らな国です。雨が近づいて来て怖いので下山しました。

フィンランドの森を散策。蚊がものすごいです。発狂しそうなくらい襲って来ます。
フィンランドの森で一時期なくなりつつあった、ヒゲ苔(サルオガセ)というエアープランツみたいな苔が見られる様になったそうです。この苔は空気がきれいな所でないと見られないそうです。ここの森では沢山見れました。まだ少しシーズンとしては早いのですが、運良くブルーベリーもなり始めていました。野生のブルーベリーの木は20cmくらいしかありません。そして見はとても甘酸っぱいです。森の中を歩くと苔がフカフカしていて気持ちいい。踏みしめた地面がふわっと動いている様に見えます。

木にからまっているの白いのがヒゲ苔。

毒キノコ。

ブルーベリー

見た事ない花を摘んでみたり。

デンマークを経由してフィンランド、今は北のラップランドの少し下にあるkemiという街の近くの村にいます。
blogを書いたりいろいろしようと思っているのに、時間は沢山あるはずなのに、
料理をしたり、森を散策したり、一日はあっという間に過ぎてしまっています。
目の前は海。海と言っても湖の様に静かで塩分の少ない海です。
今は白夜の季節。
日は一日中沈みません。
夜の一時二時くらいに一度夕焼けなのか朝焼けなのか空がピンクに染まります。
そのまま3時には鳥が鳴き出して朝になります。不思議なのはお世話になっているこの家にいるハムスターは、夜行性なので、
それでも日中寝て、夜の7時くらいからゴソゴソと活動し始めます。明るいのに、なんで朝晩の区別がつくんでしょうか。
庭では毎日イチゴが収穫できます。ルバーブとイチゴでスープを作ったりしています。
イチゴは一日中明るいのでとても濃くて甘い味がします。
一晩中外でも本が読めるくらい明るいのですが、蚊が半端なくいるので、外に出て写真を撮るのは一苦労です。
そして空の広さに圧倒される毎日です。

写真は夜1時の空。

6月は広島の「さざなみ幼稚園」とても素敵な幼稚園のイメージブックを撮りに行っきました。とても恵まれた環境で、まるで”トトロ”の世界みたいに、目の前に畑や田んぼが、池が点在していて、裏山には御神木が立っています。子供達もすごい素直に逞しく自然の中を駆けずりまわって育っていました。なんだかいろいろ子どもから教わりました。数日いたので、すっかり先生だと思われていて、それもそれで面白かったです。
そしてあまった予備日で初めて宮島に行って来ました。
あの大鳥居はもっとツルッと綺麗に削られていると思っていたのですが、とても有機的で、まるでそこから生えている木にそのまま屋根を載せてしまったみたいで、干潮だったので私たちは歩いてその鳥居の真下を歩いたり、その横で潮干狩りしているおばちゃん達がいたり、2時間くらいで十分だろうと思っていた宮島見学は丸一日日が沈み潮が満ちて来るのを見届けるまで座り込んでしまいました。ここは神様がいるね~って話しながらすっかり魅せられてしまいました。

今月魅せられたものと言えば、もうひとつ、雑誌PaperSkyの企画でアウトドアブランドHAGLOFS と行ったフライフィッシング!撮影を早々と終えて、自分たちも挑戦。川の音を聞きながら緑に囲まれて、釣りを始めると、時間を忘れて、気がつけばあたりは真っ暗。雨も無視して釣り続けてしまいました。(雨が平気だったのも頂いたゴアテックスのジャケットのおかげですね。アウトドアでの服装の大切さを実感。旅の間いつもジーパンとかで普通にトレッキングとかしてたので、いろいろ揃える気になりました。雨対策って大事。)
教えて下さった井手高太郎さんもとても素敵で、先生がいいとやっぱりうまくなるのでしょうか、想像以上にうまく狙える様になりました。釣り堀ですが、10匹も釣れました。これまた誉められて、誉められると調子にのるので、すっかりフライフィッシングに魅せられてしまったのです。フライフィッシングは、なんと釣れなくても楽しいのです。自然の中にいる感じが、糸が綺麗に弧を描いて狙っていた場所に落ちる瞬間がなんとも楽しい。なんと楽しい撮影。仕事=遊び。最高です。
師匠の様に、橋の上からでも魚を見つけ狙える様になりたい今日この頃。
帰りに寄った温泉の露天風呂に置かれた岩の横にも糸投げたくてしょうがない衝動にかられる。すっかり釣りバカ。

そして、7月はデンマークとフィンランドに行ってきます。
白夜の光を撮りに。
亜熱帯地域に入ってしまった様な、東京の蒸し暑さから逃れて、いってきます。

明後日、6月1日からお台場のグランパシフィックホテル内のGALLERY 21でグループ展に参加します。
明日は搬入です。私は昨年青山のDee’s hallで展示した作品を展示します。
お台場に行った際は是非寄ってみて下さい。

「5人5色 – HIKARIについてのある考察 -」
岩田栄二 セリーン・ウー 杵嶋宏樹 田尾沙織 西山功一
会期 2010年6月1日(火) ‐ 7月19日(月・祭日)
http://www.gallery21-tokyo.com/jp/exhibitions/index.html

| 展覧会概要 |
会場 GALLERY 21(ギャラリー・ヴァンテアン)
ホテル グランパシフィック LE DAIBA 3F
東京都港区台場2-6-1 ゆりかもめ・台場駅正面 TEL: 03-5500-6711
開場時間:10:00 – 20:00 会期中無休・入場無料
主催 KLEE INC PARIS TOKYO
協賛 ホテルグランパシフィックLE DAIBA

先月撮影した、くるりのベストアルバム「僕の住んでいた街」が発売しました。
全ページ写真を使ってもらえて、写真集みたいでとても気に入ってます。
ポスターもすごくかっこ良かった。さすが服部さんです。
曲も聞けば聞くほどやっぱりいいな〜ってしみじみ暗室で聞いています。
是非手に取って見て下さい。

5月はなんだかのんびりしています。
暖かくなってきて、でも風が冷たくて、なんだかナイロビにいるみたいです。毎日規則正しく起きて、ちょっと涼しい朝、マタツ(乗り合いバス)で孤児院に通っていたのを思い出します。
遠くナイロビから時々メールが来ています。
最近嬉しくてたまらなかったのは、私の生徒の中でまだ一月にスラムから拾われて来たばかりで、読み書きがみんなの様にできず、何度言っても聞き入れない、それにイラついて周りの子を殴る。どこかで鳴き声がするとその子達が原因なことが大半みたいな問題児達が、読み書き出来るようになったということ。何人かは上のクラスに上がれそうだということ。少し成長した彼らに会いたくてたまらないです。
でも私はこんな天気のいい日に暗室でひとりケニアの写真プリントしている毎日です。