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私のアパートの近所はジューイッシュエリア。つまり敬虔なユダヤ教徒の人達が住んでいエリアです。一本道を入るとここはNYか?と思う景色です。女性は真っ黒いコートに黒い帽子に黒い靴、おまけに結婚すると髪の毛を剃ってカツラにするので、よく見ると同じ髪の色、同じ髪型の人が沢山います。男性も黒いシルクハットにボウズなんだけど、モミアゲだけ伸ばして綺麗に立て巻きカールにしています。白いフリンジがついたシャツに黒いロングコート。雨の日は傘をささずにシルクハットにスーパーのビニール袋を被っている人がいるのが気になります。近所の帽子屋さんは黒い帽子しか置いてなくて、昔友達の友達がオシャレで彼らのシルクハットをかぶっていたら酷く怒られたそうです。むしろお店に入っても売ってくれません。彼らの商店に女性が薄着で入ると追い出される事もあるそうです。
子供達も同じ格好に同じ髪型で、近所を走り回っていてそれはすごく可愛いです。スクールバスから覗く顔もみんな同じ髪型。

金曜の夜になるとサイレンが鳴ってその後週末は仕事をしてはいけないらしく、仕事ではないと思うのですが、ドアを開けることも電気のスイッチを押す事も電車に乗る事も出来ないそうです。
面白い話を聞きました。友達が外を歩いていたら知らないジューイッシュの女性が「お茶していきませんか?」と家から顔を出して誘ってきたそうです。ジューイッシュの人が他の宗教の人に声をかけるなんてとても珍しく、何かと思ったら、電気のスイッチを指差してたそうです。何かの拍子でスイッチを触ってしまい、スイッチを触る事も付けてくださいと言う事もできず、お茶を誘う振りしてスイッチを押してもらったそうです。このNYで週末ドア空けっ放してるのも大丈夫なんだろうか?変ってる…。
彼らの独自の無料の送迎バスとかも出てます。
彼らを敵視している人も沢山いますが、害はないし、少し変ってるけど、揃いの服を来て街を闊歩している姿はとても綺麗と思います。
写真を撮ったらこっぴどく怒られる事は間違いないのですが、いつか写真を撮りたいなと思いつつ彼らの服装と行動に見とれています。