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3月11日友達からのメールでまだ朝日が昇る前に目が覚めました。
「家族に電話した方がいいよ」
何の事だろうと思ってパソコンを開いたら日本が大変な事態になっていました。
あまりにも悲惨な映像にまだ夢でもみているみたいでした。
それから毎日ニュースばかり見ていました。
NYの平和な日常とニュースに流れる映像とのギャップに只呆然としていました。

旅行中にメールアドレスを交換しただけの何人もの外国人の人からも安否を心配するメールをもらいました。
きっとみんな日本の映像を見て心配でたまらなくて、その気持ちを伝えたかったんだと思います。その中で知っている日本人が私しかいなかったのでしょう。世界中の人が日本を見守っているんだと思いました。

あれから2週間も経ってしまいました。

仕事の依頼がきたら来月は東京に帰ろう、そう思っていたら
友達から””水道水が危ないから出来るなら今帰らない方がいいという連絡をもらいました。
とても帰るのが不安になりました。
そして他の人からは”東京は大丈夫だからみんな頑張っているから日本人なら一度帰って来た方がいい”と言われました。
NYで会って話した多くの日本人は”大丈夫ってみんな言うけど、早くみんな安全な場所に逃げて欲しい”と言っていました。
アメリカ人の友達は”なんで車で南に逃げないんだ?!”と言っていました。
とにかくいろんな意見やニュースで混乱していました。
そんな中、週末に路上での募金活動に参加してきました。
どこかで参加できる活動はないか探していたところ、専門学校の同級生が募金活動をしているというのを偶然見つけ久し振りに再会した友達と一緒に活動できてなんだか気持ちが落ち着きました。
当時の私たちのクラスメイトも被災している子がいます。
みんなそれぞれの場所で頑張っています。
募金活動をしていてなんだか道行く人から元気を別けてもらって、4月は日本に一時帰国することにしました。
帰国直前にはこちらのキュレーターの方に誘って頂いて、NY在住のアーティストによるチャリティーの作品展示販売にも参加する予定です。

被災地の復興と、早く原発の問題が治まって日本でみんなが安全に平和に暮らせる事を祈っています。

今は早く東京に帰ってみんなに会いたいと思います。