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先日、友人のグループが突然の事故に合いました。
その事故で先月撮影したクライマーの方が残念ながら亡くなりました。私が撮影してからその日は丁度一ヶ月で、私の撮った写真は雑誌の為だったのに、遺影に使われることになりました。遺影とその他の写真を葬儀で展示する用に制作するのはとてもつらかったけど、それでもご親族の方々に喜んで頂けたけど、何も言葉が出なかったです。私にはそれくらいのことしか出来ませんでした。

そして暫くして落ち着いてから、今月は2年ぶりに友達夫妻に会いに行きました。
会っていない間に赤ちゃんが生まれていて、その日は偶然にも彼らの4年目の結婚記念日。4年前のその日私たちは入籍ツアーを組んで彼らの入籍を祝福するために北海道まで出かけていました。そこはその前の年にみんなで撮影のために訪れていた場所で、同じロッジに全員でまた寝泊まりし、役場で入籍を見届けた後に、外で雪の積もる中ふたりの写真と集合写真を撮りました。あれから4年。そんな日にふたりの新しい家族と彼等をまた写真に収めました。「たおちゃんにはなぜか節目節目に写真を撮ってもらっているね。」と言う友達。きっと私が友達たちにしてあげられるいちばんのプレゼントは写真を撮ることなんだなってふと思えて嬉しかったです。

そして友達がこんな事を言っていました。「病院で産まれない日はあるんですか?って聞いたら即答で”ないです。毎日産まれています。”って言われたんだよね、当たり前だけど。毎日誰かが産まれて毎日誰かが死んでいるんだよね。」と。

生とか死とか難しいことは解らないけど、悔やむ事が沢山あって沢山悲しいけど、
今は生き残った友人達とご親族が心からの笑顔を取り戻せるようになることと、
亡くなってしまった二人が天国でも笑顔でいてくれていることと、
赤ちゃんがすくすくと元気に成長することを祈っています。